01. メランコリア


大学が夏休みに入って(ここにきてようやく卒論指導もおわった・・・)さらに同居人ういちゃんが実家に帰ってしまわれたので、ワタシはほそぼそと文化的盆を過ごしたいと思う。とりあえず夏休みは目標として映画を40本はみるぞー!とワクワクしているので、がっしがし観ていきたいと思います。一日一本みればいいなら楽なもんだ。
そして、観ながらいろいろ思ったことをちゃんと記していこうと思う。というのも最近の文章力のクソっぷりは尋常じゃないからである。面接でも、自分の考えをまとめて話すことが出来ない。話すことは得意なのだから原因は「まとめる」の部分である。こうやってコツコツ考えをまとめていくことで、「ちゃんと映画みたんだぞー!」という達成感を感じながらまとめ力をつけていこうという魂胆だ。だって、なつやすみだもんなんか特別なことしたいよね。時間だけは無限にある。


ということで一本目は大スキ映画、メランコリア。映画館で冬に観て、号泣してしばらく立ち上がれず清掃員を困らせたメランコリア(とワタシ)。まず最初に、みながらちょちょ〜っと書いたメモをもとに、見終わった今思うこと・考えることをまとめます。
・オープニングは100万回観ても飽きないだろう。何の曲だっけ → ワーグナー「トリスタインとイゾルデ」。オープニングいいけど、目が悪いとあんまよくわかんないんだよね。それでも圧巻ですが。ここは劇場で観たときは鳥肌たって頭ぶっとんだけど、さすがにちっちゃい画面だと「フーン」ってかんじだなぁ
・JUSTINEかわいすぎる・・・! → こういうビッチ顔大スキ
・ドグマはとくに「ふつうの生活」を描いてるシーンではホームビデオみたいで嬉しくなっちゃう。 → クレアん家いくまでのとこの幸せ感やばい。
・さそり座アンタレス → ここ映画館で意味不明だったけど今回わかってうれしい。この映画はちょっと難解なとこがちょこちょこある。
・クレアの「ばかなまねはやめて」は鬱を理解してない → 今おもうと、ジャスティンは前々から鬱だったのかどうか微妙だ。アンタレス観て世界のおわりが来るって気づいて鬱状態になっただけなのかな??よくワカンネー でもクレアの慣れっぷりは昔から鬱だったのを思わせる。
・灰色のものに脚をからめとられるの、ともよもだった。
・ジョンが外にギャビーの荷物捨てたのをウェイターが拾ったとことか、撮り方が好き! → ドグマの撮り方はいいって意見全然聞かないけどなんかすきだ。肯定派の意見ももっと読もう。
・てかマイコーは鬱ってしらんかったの? → このへんからも、やっぱもともと鬱じゃなかったけどメランコリア鬱が発症したのか、と考えられる
・「幸せにならなきゃ」がジャスティンを鬱にさせた?それとも親?結婚は本当に望んでたのかな → このへんがわかんなくてムキー!難しい!
・「こわいの」→「みんなそうだ。全部忘れて逃げるのよ」意味不明。 → こことかわかんなかった〜〜〜 英語みたらわかるかな?てかマリッジブルーだったのかもしかして!?
・つまれたイスの上にすわる絵がすごーい好き! → この映画はほんと、全体的に絵がいいけどところどころ大好きなカットがある!!そこだけ写真集にしたい位。写真的な魅力がある。
・「これほどの天体異変に関しては計算に誤差が生じるということさ」 → 原子力安全保安委員のひとらもこんくらいいってほしい てかあっこらへんの関係者みんなこれみてみーや!
・ウマを観て、レオはお父さんがどっかいっちゃったって気づいたかな → お父さんの逃げっぷりやバスぎ


こんなもんです。
劇場で観たのに比べたらほんと「フーン」なシーン多かったけど、やっぱり大好きな映画。落ち込んでるときにみたら最強。一番最初に観たときは共感出来るシーンがありすぎて、自分が鬱なのか!?ってドキッとして怖かった。てかジャスティンはほんとの鬱持ちなのか、単なるメランコリア鬱なのか、はたまたマリッジブルーなのか、難しいーーー!
この映画何が好きって、鬱的な部分で共感出来るのが多いとことあと写真的にすごく好きなシーンが多いとこだな。今まで観た映画で一番、目を離せない!映画つくる人は面白い展開で目をひくのもいいけど、こうやって絵の美しさで観客を魅了してくれてもいいんじゃない??



2011年のトリアー監督様。ぽっちゃり系ですな。もっとサブカルぽいの想像してたけど、なんかオタクっぽいね・・・



Melancholia (2011) : Directed by Lars von Trier